ふたり

生物股長( いきものがかり ) ふたり歌詞
1.ふたり

作詞:水野良樹
作曲:水野良樹
ドラマ「ぼくの妹」主題歌

抱きしめても 抱きしめても
屆かない想いがあるなら
言葉にできないその痛みは
ぼくが今 受け止めるよ

いつから ぼくらは大人になって
かぞえきれない淚を うまくはない
笑顏に隱してきたんだろう

そうだよ 傷つくことはわかっていた
こんなにもそばにいるのに どうしてかな
切なくなるときがあるよ

春に吹き迂んだ
東京の風に何かをみつけ
步き出すんだと きみは泣いていた

抱きしめても 抱きしめても
屆かない想いがあるなら
重ねたこころに耳を 寄せて
きみの聲 探すよ
離さないで 離さないで
ふたりは つながっているから
言葉にできないその痛みは
ぼくが今 受け止めるよ

どうして 素直になれないんだろう
鄰りにいて欲しいってさ 言えるのなら
寂しさも溫もりを持つのに

優しすぎるんだ
小さな噓もつけないままだよ
はぐれそうな手を きみは 握り返す

抱きしめても 抱きしめても
かなわない想いがあるなら
凍えるこころに 祈り迂めて
ぼくの聲 伝うよ
離さないで 離さないで
この手は つながっているから
言葉にできないその願いは
ぼくが今 受け止めるよ

抱きしめても 抱きしめても
屆かない想いがあるから
何度も こころに 手を伸ばして
きみの聲 探すよ
離さないで 離さないで
ふたりは つながっているから
言葉にできないその痛みは
ぼくが今 受け止めるよ


2.ブル一バ一ド-2009 LIVE ver.-

飛翔(はばた)いたら 戾らないと言って
目指したのは 蒼い 蒼い あの空

作詞:水野良樹
作曲:水野良樹

「悲しみ」はまだ覺えられず
「切なさ」は今つかみはじめた
あなたへと抱く この感情も
今「言葉」に變わっていく

未知なる世界の
遊迷(ゆめ)から目覺めて
この羽根を廣げ 飛び立つ

飛翔(はばた)いたら 戾らないと言って
目指したのは 白い 白い あの雲
突き拔けたら みつかると知って
振り切るほど 蒼い 蒼い あの空
蒼い 蒼い あの空
蒼い 蒼い あの空

愛想盡きたような音で
錆びれた古い窗は壞れた
見飽きたカゴは ほら捨てていく
振り返ることはもうない

高鳴る鼓動に
呼吸を共鳴(あず)けて
この窗を蹴って 飛び立つ

驅け出したら 手にできると言って
いざなうのは 遠い 遠い あの聲
眩しすぎた あなたの手も握って
求めるほど 蒼い 蒼い あの空

墜ちていくと わかっていた
それでも 光を追い續けていくよ

飛翔(はばた)いたら 戾らないと言って
探したのは 白い 白い あの雲
突き拔けたら みつかると知って
振り切るほど 蒼い 蒼い あの空
蒼い 蒼い あの空
蒼い 蒼い あの空


3.心の花を咲かせよう-2009 LIVE ver.-

作詞:山下穗尊
作曲:山下穗尊

僕等が驅け拔けた時期(とき)
明日へと向かう旅
多くを語らず自らその先を見據えてく
一瞬迷うけど必ず道がある
屆かない樣なゴ一ルなんて無い

遠くに見えてた舞台に待つものは何だろう
心に蒔いたその種子はいつかきっと芽吹くんだ
眠れない一人の夜巡る思考回路は悟る
「今の自分で間違いない…」ってさ

心にある花を枯らさずに笑かせよう
夢がやがて確かな輝きへ變わるように
夢見たその景色は決して色褪せずに
永遠に僕等の胸に刻まれるのだから
今日の日もここに「僕」という意味を生む
曇り無き素樸な光だ

もう負けないと誓ったあの夜の淚を
拭ったその時に宿った魂があって
忘れない日々を越えてやっと辿り著けた場所に
「後悔」なんてもんは必要ないってさ

心に笑く花を大切に育てよう
時に雨に打たれ 時に風に吹かれ
やがて花は朽ちても生まれゆく生命がある
永久に續く連鎖に「僕」という意味を持つ
あの日の僕等が笑う 笑き誇る花を慕う
今の僕等に向けるその眼差しは語る
日常の日々こそ奇蹟 僕達が紡いでく奇蹟
探すのは「特別」ではなく
日常という名の目の前の奇蹟

輝いた今日に感謝と惜しみなく續く拍手を
燃え盡きた僕等が今抱く誇りこそ持つべき必然
いつか今日が過去に變わり
「今」に負けそうになっても
僕達は思い出すだろう
情熱に染まった日々を

心にある花をいつまでも笑かせよう
たとえ水が盡きても たとえ闇が覆っても
終わりという始まり 始まりという名の終わり
僕達はまだ步いてく 僕達がまだ步いてく
その先に未知なる癒えぬ痛みが待つとも
ひたすらに續く未來が見たい
ひとひらの淡い奇蹟を見たい